アクセスガイドとは

iOS には特定アプリ以外の操作ができないように制限することができる機能が『アクセスガイド』が備わっています。

アプリ起動中にホームボタンをトリプルクリックして『アクセスガイド』をオンにすると、パスコードを入力しなければホーム画面に戻ったりそれ以外のアプリを起動することができなくなります。

研修所で iPad をサイネージ代わりに使用しており、Keynote 以外のアプリケーションは使って欲しくないし、ホーム画面も見られたくないと思い、設定していました。

パスコードを忘れた

個人的なものでもないので、従業員が覚えやすいような数字を設定していたのですが、設定したつもりだったみたいで、その覚えやすい数字では解除できなくなりました。何度か間違えると、180秒後に再度入力と悠長なことを言われます。

ネットで調べたら

  1. ホームボタンと電源ボタンを長押しする「強制リセット」で解除
  2. 完全放電して解除
  3. パソコンに繋いで復元

というのが見つかりましたが……

1は起動パスワードを設定していることという条件があり「アウト」(誰でもアクセスできるように起動パスワードは設定していませんでした)

2 は iPad Pro なので、放電まで何時間かかるかわからない(試す元氣がない)

3 はパソコンと繋がらないような設定のようで、ケーブルで接続しても無反応

従業員からは「早く何とかしろ」という無言のプレッシャーがあるしと途方に暮れていました。

iCloud から解除成功

ダメ元で iCloud で何かできないかとパソコンでさわっていたら、「iPhone を探す」で「紛失モード」というのがありました。

パスコードを忘れたことを忘れ、これいじったらどうなるんだろうという興味の方が勝ち、紛失はしていないものの、紛失モードをクリックしてみました。

「パスコードを設定」–>「メッセージを設定」したら、このメッセージが iPad に表示されるではないですか。

なるほどね…… と思いつつ、ホームボタンを押すと、パスコードに入力ウィンドウが表示され、先ほどパソコンで設定したものを入力すると

 

あらま

 

ホーム画面が表示されました。全く期待していない操作だったんですが、iPad の内容を消去することもなく、短時間で復活となりました。